ダイオキシン汚染現地視察 広島市最終処分場予定地(恵下埋立処分場) (2017/02/24)
2017年2月24日(金)13:00集合 戸山公民館(安佐南区沼町)
貴田晶子(愛媛大学客員教授)さんを招いて現地視察
14:30~ 恵下埋立地 現地視察
広島市は、平成32年供用開始を目指して、家庭から排出される不燃ごみなどの一般廃棄物を処分するために、恵下埋め立て処分場の建設を進めているが、その建設現場で推計で約5600トンの廃タイヤの燃え殻があることが分かり、そのうち約4000トンは産業廃棄物処分場への埋め立て基準値を超えるダイオキシン類が発見され、その処理費に2億円がかかると、1月28日の中国新聞の報道で広島市民は始めて知ることとなった。その10日後の2月7日には、その処理費が6億円になるという続報が掲載された。
広島市は、昨年の8月には高濃度のダイオキシン類を含む廃タイヤの燃え殻があることを把握していたにも係わらず、市民へは一切知らせていなかった。また、昨年の12月には環境基準値の1000pg-TEG/gの29倍、有害物質判定基準の3000pg-TEQ/gの約10倍の29000pg-TEQ/gのダイオキシン類が検出されたことも広島市は隠していた。
ただ、新聞報道の直前1月19日に埋立地の地元である水内地区連合町内会の役員会にだけ「恵下馬立地(仮称)建設現場におけるダイオキシン類を含む燃え殻の処理について」という資料を渡したが、住民へは新聞報道後の1月29日以降の説明はなく配布だけされたという。
これに関連して、2月22日の広島市議会の経済観光環境委員会で7つの市民団体から、恵下埋立地の高濃度ダイオキシン類の完全撤去を求める請願があった。
これらの状況を受けて、地元住民や、請願した市民団体などによって2月24日に恵下埋立地の現地視察を行い、広島市の説明を受けた。
社民党広島県連合としても、今後の調査など現地の声も聞きながら係わっていくこととした。
以下、中国新聞の記事

2017/01/28 中国新聞

2017/02/07 中国新聞

2017/02/23 中国新聞

2017/02/25 中国新聞