2019年10月31日
河井克行法務大臣の辞任について(談話)
社会民主党幹事長 吉川はじめ
1.本日、参議院法務委員会を前に、河井克行法務大臣が突然辞任した。妻の案里氏が初当選した7月の参院選で、運動員に法定の倍額に当たる日当3万円を支払った「運動員買収」に関与した公選法違反の疑惑が報じられた中で、追及を避けようとするためのの辞任である。辞任は当然だが、やめればすむという話しではない。有権者にマンゴーやジャガイモを配っていたという疑惑も報じられている。国会の場で、政治家として説明責任を果たし、一連の疑惑に真摯に答えるべきである。そのうえで、報道が事実なら、当選無効・公民権停止ものであり、国会議員も辞職すべきである。
2.安倍首相は、口では「任命責任を痛感している」というが、どう責任をとるのかが問われている。これまでもその場を言いつくろうばかりで、全く自身の責任を取ってこなかった。どこが「安定」と「挑戦」なのか。9月の内閣改造で初入閣した主要閣僚の二人がわずか1か月余りでスピード辞任したこと、それも1週間と経たずに相次いで国会を放り投げて辞任したことは、かつてない重大な事態であり、内閣総辞職に値する。末期も末期、安倍政権の底が抜けかかっている。社民党は、他の野党と連携して、首相の任命責任を徹底追及する。
以上