活 動ACTION
社民党広島県連合の活動
社民党広島県連合新春のつどい開く （2020/01/25)
私たちは本気で立ち上がる覚悟があるか？
～労働者の使い捨ては許さない！~
１月25日（土）午後2時から、広島県社会福祉会館（市内南区）で社民党広島県連合の新春のつどいが開かれました。
つどいの冒頭、檀上広島県連合代表のあいさつに続き、来賓を代表して、竹田 連合広島事務局長、渡辺 広島県平和運動センター・原水禁事務局長から祝辞・連帯のあいさつがありました。
そして、昨年7月に行われた参議院議員選挙で社民党比例代表候補として闘われた大椿裕子(おおつばき ゆうこ)さんを迎え講演がありました。
大椿さんは「参院選で『変わるのは私たち 変えるのも私たち』『労働者の使い捨ては許さない！』をスローガンに掲げて全国を回りました。
そして、選挙期間中は自分自身のことでもある【クビを切られた非正規・ロスジェネ】という事を全面的に打ち出し、経団連、首相官邸前、パソナ(人材派遣会社)、東京電力、トヨタ、関西学院大学など労働運動の社前抗議行動さながらの街頭宣伝を行い、その模様を動画配信で全国のみなさんに届けました。
結果はみなさんのご期待に添えず落選となりましたが、「大椿ゆうこ」と個人名を書いて支持していただいた15,445票という方々に感謝するとともに、崖っぷちに立たされていた社民党が政党要件を維持できた事を身を引き締めて次へ向けていかなければなりません。
現在、2,100万人以上の非正規労働者がいます。その数は働き手全体の約４割(37.3%)を占め、その内の75％が年収200万円以下という実態です。
ロスジェネ(ロストジェネレーション)とはバブル崩壊の就職氷河期(1993～2004)頃に社会に出た世代で、現在の33歳～48歳（約2000万人）にあたり、新卒で正規の職に就くことが出来ず非正規労働を強いられ、雇用労働者のうち非正規で働く人は３割近くに上ります。
中高年（40歳～64歳）のひきこもりは61万人と言われています。
安倍政権は2019年６月に「骨太の方針」で就職氷河期世代の就労支援策を公表しました。
目標は３年で30万人を正規雇用にするというものですが、解決策にはなりえていません。予算も概算要求の１割程度で、ハローワークへの専門窓口の新設や安定就労につながる資格を短期間で取得できる訓練講座創設など、実効性には程遠い中身になっています。
宝塚市が就職氷河期世代を対象にした正規職員採用試験を実施しましたが、倍率が600倍という事態になりました。
この事は「多様な働き方」というような綺麗ごとでなく、『首切りの不安に怯えず働き続けられる職場』を求めている表れではないでしょうか。
私たちの働き方は振り返ると、『どう働くか』より『首を切られない働き方』だったんだなと思います。
選挙が終わって以降、「私は政治から見捨てられてきた非正規労働者や同世代の人たち、小さくても地道に活動を続けてきた労働組合の仲間たちに届くような、そして彼らや彼女らが自ら奮い立つような、そんな選挙活動が本当に出来ただろうか」と考え続けています。
【希望とは絶望を分かち合える事】だと思います。
これからも、この問いに向き合っていく気持ちに変わりありません」と力強く述べました。
最後に檀上広島県連合代表による団結ガンバローで閉会しました。
参加いただいた来賓（団体・個人名）敬称略
・連合広島
・広島県平和運動センター（原水禁兼）
・部落解放同盟広島県連合会
・在日本朝鮮人総連合会広島県本部
・I女性会議広島県本部
・平和を守り福祉を進める広島の会
・鶴 敍（鶴法律事務所）
・全水道広島水道労働組合
・全水道広島下水道労働組合
・スクラムユニオン広島
メッセージ
・福島瑞穂（社民党副党首）
・福田正昭委員長（国鉄労働組合広島地方本部）
・徳永聖副委員長（国鉄労働組合広島地方本部）
※大椿 裕子(おおつばき ゆうこ) 1973年生まれ。
1996年大学卒業後、いくつもの非正規労働者を経て2006年関西学院大学(兵庫県西宮)に
障がい学生支援コーディネーターとして就職。
上限４年の有期雇用を理由に2010年３月末、雇止め解雇。
大阪教育合同労働組合(教育合同)に加入し、主に労働委員会で闘うが全面棄却。
その後、教育合同の専従として労働相談に従事。2016年、教育合同執行委員長に就任。
2019年７月の参院選に社民党から全国比例代表として初の立候補。
現在社民党大阪府連合副代表。
【お知らせ】
社民党広島県連合新春のつどい （2020/01/25)
と き： 2020年1月25日（土）午後2時～
ところ：広島県社会福祉会館（広島市南区比治山本町12-2）
内 容：講演 「私たちは本気で立ち上がる覚悟があるか！」
～労働者の使い捨ては許さない！！～
講師＝ 大椿 ゆうこ
（前参議院比例区候補、社民党労働・女性・多様性政策委員長、社民党大阪府連副代表）
