19日行動を取組む <府中市> (2023/03/19)
3月19日(日)定例となった19日行動を市内2か所で取組みました。
安保法制(戦争法)に反対する府中市民の会主催

上下Aコープ前:午後3時30分〜(10人)、府中天満屋前:午後5時〜(11人)の参加で、それぞれ30分のリレートーク・スタンディング行動でした。
【訴えた要旨】
◆水田市議
高市早苗大臣の「捏造だ、事実ならやめます」発言は、森友学園での安倍元首相の「それが事実なら総理大臣をやめます」発言と同じだ。
高市早苗大臣は安倍元首相の腰巾着で大臣になった人だ。安倍元首相の意向を汲み、忖度して、権力を使い放送法の公平性をねじまげ、安倍政権を批判する番組を牽制したのは事実だと思う。
こうした中で安保法制も強行採決で成立したもので正当性のない法律です。
◆小川
3月16日に、沖縄県の石垣島にミサイル部隊の陸上自衛隊の駐屯地が開設されたと報道されていました。
このニュースで思ったのは私の叔父さんのことでした。戦争が終わって帰ってきてから、いつも寒い寒いと厚着していました。原因は戦争でマラリアにかかり、その後遺症です。そうしたこともあって私はマラリアの勉強のために石垣島に行ってみました。
石垣島には、八重山平和祈念館という建物があり、マラリアについて解説されています。「石垣島など八重山地方では軍の命令により住民がマラリアが発生する地域に強制的に避難させられて亡くなった、いわゆる「戦争マラリア」で3600人あまりが犠牲になりました。」と解説されています。
島民や沖縄県は「軍の命令による強制疎開が死亡の原因」とし、遺族への補償と謝罪を求め続けましたが、国としては「軍命」の存在が認められないから補償も、公式謝罪もしない」と言っていました。
対象が軍人ではなく島民であったためです。
戦後50年たった1995年に政府は、補償も謝罪もしないが、その代わり沖縄県を通じて八重山平和祈念館などの建設費を補助するとしました。
島民は戦後50年もたち遺族も高齢化していることからやむなく受け入れたそうです。
しかし、遺族の方々は「幼かった兄をマラリアで失った親の悲しみはどれほどだったかと思います。旧日本軍の行為は住民に対する犯罪行為であり、後世に語り継ぐことが遺族の使命です。愚かな歴史を繰り返さないことを心に誓います」と言われています。
国として遺族への補償も、謝罪もしていない政府がなぜ石垣島に軍の施設をつくれるのでしょうか。
今回の駐屯地の開設からも軍隊の本質が見えてきます。石垣島が攻撃対象になるのは明らかです。しかし軍隊が島民を守ることはありません。
安保法制はアメリカの武器を買い、日本の軍需産業を大きくすることだけが目的です。そこにあるのは企業の利益だけです。
戦争のない国に向けて多くの人のご理解ご支持をお願いいたします。