2024年総選挙闘争勝利!
『社民党広島県連合新春のつどい』を開催 (2024/02/11)
2月11日(日)14時から広島市南区民文化センタ−で『社民党広島県連合新春のつどい』が開かれました。
最初に檀上県連合代表の主催者あいさつのあと、来賓紹介があり連帯のあいさつを受けました。

次に『2024年総選挙闘争を巡る情勢と課題』と題して、福島みずほ社民党全国連合党首より講演がありました。

※講演内容抜粋・・大きく6項目の柱で話されました。
1.能登半島地震被害について
〇防災、減災、避難所、地域・公共サービスの現状の問題点
〇原発の問題点—かって被災地で珠洲原発の建設計画がなされていたが断念された経緯
避難計画も事故が起これば机上の空論でしかなくなる
2.政治と金について
〇裏金問題とは
〇新自由主義とは—大企業減税、消費税増税、雇用破壊、民営化、医療・社会保障の切捨て
3.憲法破壊、戦争への道
〇安保関連法、秘密保護法、共謀罪、重要土地規制法、経済安保法、セキュリティクリアランス法
〇2022年12月・・安保3文書 敵基地攻撃能力の保有
〇2023年・・防衛財源確保法と軍需産業強化法の成立
〇名護市辺野古への普天間基地移転工事の阻止に向けた闘い
※セキュリティクリアランス法は可決されれば、秘密保護法の上を行く秘密保護法で「保護法の秘密とは何が秘密か?」と聞いても「それが秘密だ!」という事でメディアでも触れられなくなる。
4.憲法改悪を阻止する、憲法審査会の動き
〇2024年1月30日、岸田首相の施政方針演説で「条文案」の具体化と初めて触れた首相
〇2023年11月2日付け日本会議が条文化を要請を発表。統一教会も自民党改憲を支持してきた
〇衆議院の憲法調査会が危険・・緊急事態条項で国会議員任期延長を提案し改憲
5.軍拡でなく生活優先へ
〇介護保険の改悪・・介護報酬UPの陰で訪問介護の報酬減額
〇高等教育の就学援助制度の変更
〇公務員数の減少・・公共サ−ビスの弱体化
〇非正規雇用増による労働法制の見直し
6.どんな社会を目指すのか
〇社会民主主義
〇平和・人権の保障される社会
※岸田首相は6月の定額減税をやり、そのきっかけで解散総選挙もあるといわれているが経団連から23億円も献金を受けている自民党が果たして財界の嫌がる方針を出せるのか?
短時間でしたが、国会情勢も含め力強い講演でした。
続いて、石森 雄一郎 弁護士から『中国電力による上関原子力発電所建設・中間貯蔵施設に関わる裁判闘争の現状』が報告されました。

最初に訴訟の概要が話され、「原告が中国電力株式会社で被告が上関原発を建てさせない祝島島民の会になっており、個人が被告になっていないという異例な訴訟になっている」と話されました。
以下抜粋を紹介します。
・請求内容、当初からの争点はどこにあるのか
・一切進んでない上関原発設置計画の一方でボーリング調査は何を意味するか
・中間貯蔵施設の設置調査のためのボーリング調査である疑いが濃い
・その背景には今回は関西電力との共同事業になっている点からみても、関西電力は福島に対し2030年までに中間貯蔵施設を設置する約束をしており間に合わなくなる
・中国電力は約125億円の保証金と引き換えに一部海域での漁業権放棄や漁業権行使制限を取り交わし原発設置を進めようとしてきたが、上関漁業の保証金受取拒否や、福島原発事故の中で困難になってきた中での今回のボーリング調査だということに注意をしなければならない
など、訴訟の内容に触れその課題など詳細に報告されました。
最後に檀上県連合代表の音頭で団結ガンバローを三唱し閉会しました。

『つどい』に参加された来賓の方々
在日本朝鮮人総連合会広島県本部 呂世珍 委員長
平和憲法を守り、福祉を進める広島の会 岡崎敏彦 会長
原水爆禁止広島県協議会 金子哲夫 代表委員
広島県教職員組合 丸山伸宏 書記次長
スクラムユニオンひろしま 竹本淳一 副委員長
全水道広島水道労働組合 位田友和 書記長
全水道広島下水道労働組合 丸山新太郎 財政部長
広島食協労働組合 田中教 委員長
i女性会議広島県本部 貴田月美 議長
日本社会主義青年同盟広島県本部