【談話】日本被団協のノーベル平和賞受賞について
2024年10月13日
社民党広島県連合
代表 檀上正光
10月11日、日本原水爆被爆者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞された。
1945年8月6日より79年間、被爆者が自身の命を燃やし病魔や差別と闘いながら被爆の実相を国内外へ訴え続けこられたことに、心より敬意を表するものである。
広島で炸裂した原子爆弾はすべてを焼き尽くすばかりか、被爆した人の人生までも奪いさった。今日まで、いわゆる原爆放射線による後障害で苦しまれている方々には、大きな希望としてこの受賞の知らせを受けられたと思う。
この間、幾度となく国連本部や世界中において、被爆証言や被爆写真展などにとりくみ、核兵器の恐ろしさ、非人道的側面、人体に与える影響も含め被爆者は訴え続けてきた。にも関わらず、世界には約12,000発ともいわれる核兵器が未だ存在し、さらなる核軍拡に拍車をかけている。「核抑止力論」から「核兵器使用への警告」とまで世界情勢は緊迫し、慰霊碑に刻まれた「二度と過ちをくりかえしませぬから」の誓いには程遠い。
唯一の被爆国として、この受賞の重みを鑑み、即刻「核兵器禁止条約」に署名・批准すべきである。「核兵器に使用する原材料の規制」等では、核兵器の廃絶はなしえない。
社民党広島県連合は、引き続き「核兵器の廃絶」を日本被団協や原水禁などと連帯し、これからも核兵器廃絶にむけとりくむ
「ノー モア ヒロシマ」「ノー モア ナガサキ」
「ノー モア WAR」「ノー モア ヒバクシャ」