女川原発2号機再稼働に抗議する!
42人が慰霊碑前で座り込み (2024/10/29)

東北電力が女川原発2号機を再稼働させることに抗議し、県平和運動センターと県原水禁の呼びかけで、10月29日12時15分からの30分間、慰霊碑前で座り込みを行いました。
この原発は、事故を起こした福島原発と同型の沸騰水型原子炉(BWR)で、この型の原発再稼働は福島事故後初めてとなります。
県原水禁を代表してあいさつした橋克浩代表委員は、「核実験はもちろん、原発によっても多くの被曝者が生み出されている。核と人類は共存できない」と強調するとともに、座り込みが慰霊碑を背にして座っている理由を「被爆者の思いを背負って座っている」と説明し、諦めることなく脱原発・エネルギー政策の変更に声を上げていこうと参加者に訴えました。
続いて、県原水禁の木原省治さんから原発再稼働の現状が紹介されました。そこでは、女川原発が原発事故を起こした原発と同型であること、東日本大震災で被害を受けた原発であることなどを紹介。その上で、12月にも再稼働されようとしている島根原発2号機について、「燃料を入れる作業が始まっていて、それが終わるといつでも稼働できる状況になる。能登半島地震と同じような地形の島根で、もし地震と原発事故が起こったらと考えると再稼働など絶対に許せない」と島根原発での再稼働の動きを強く批判しました。
また、「最高裁の判決で、『福島原発事故は国の責任を問わない』とする判決が出されており、今後次々に再稼働が進んでいくのではないか」と危機感を露にしました。
最後に、事務局よりアピールが提起され全員の拍手で確認されました。
記事抜粋:(平和運動センタ−通信、原水禁ヒロシマニュ−スNo.267)
