「F35B配備反対市民集会」 岩国市で開催 (2016/11/20)
2016年11月20日(日)14時~16時にかけて、岩国市役所前で「もう我慢できない際限のない基地強化 F35B機配備反対市民集会」が開かれました。

米軍岩国基地は騒音の軽減を口実にして滑走路を沖合に移設し、1.4倍になって以来、おびただしい数の施設が建設され、愛宕山を開発し米軍用の住宅を270戸、敷地内に790戸の建設が急ピッチで進められています。
2006年、岩国市は厚木からの空母艦載機移駐を住民投票で拒否しましたが、その後、基地強化が進められ、KC130空中空輸機が配備され、沖縄配備のオスプレイの訓練基地として機能させられています。
2017年1月にアメリカ本土以外では初めて岩国基地にF35B(最新鋭ステルス戦闘機)を配備し、来年をめどに厚木基地からの空母艦載機59機が配備され極東最大の基地にされようとしています。
F35Bは10月27日、アメリカ本国で重大事故となるクラスAの大事故を起こしました。同型機のF35Aは過去にエンジンから火を噴くなど深刻な事故があり、今年9月にも燃料タンクに欠陥が見つかり機体から火が出るなどの事故が相次いでいます。
騒音も従来の戦闘攻撃機より20デシベルも高い115デシベルという殺人的な騒音を発生すると言われています。
山口県も岩国市も一度は配備の容認をしましたが、11月に入って10月27日の事故が明らかになり、現在留保の状態です。
基地機能強化に反対する4団体で構成する実行委員会は、F35B配備の白紙撤回を求める市民集会を岩国市役所前広場で開催し、山口県、岡山県、広島県、島根県から約700人が結集し、「白紙撤回」の紙を掲げ抗議しました。

中国山地で行われている低空飛行訓練での住民の恐怖や、米兵の犯罪・事件・事故問題などが報告されました。

集会後は市役所前広場から岩国駅を経由して「F35B配備白紙撤回を」などとシュプレヒコールしながらデモ行進を行い、基地機能強化反対を市民に訴えました。
