2.11紀元節復活反対集会に130名が参加! (2018/02/11)
2月11日(日)自治労会館(広島市西区)で、紀元節復活反対集会が開催されました。

集会には、柳沢協二(元防衛庁官僚・元内閣官房副長官補)さんが招かれ、「東アジアの戦争危機と日本の針路」と題して、1時間30分に渡り講演がありました。

その中で、安倍政権が集団的自衛権を閣議決定し、安保法制を成立させたことは、
①他国に脅威を与えない…戦争の誘因を作らさない
②アメリカの戦争と一線を引き、それに巻き込まれないという「専守防衛」からの二重の逸脱であると批判しました。
そして、戦争とは何か、平和とは何か? 平和を望むなら、戦争を知ること
国家は、なぜ戦争をするのか? 戦争要因から見た現代
政治は、なぜ戦争を選択するのか? その政治下で煽られる大衆になるか、考える市民になるか
◎日本が直面する三つの戦争として
「アメリカの抑止力」はどこまで?
北朝鮮の核問題の解決とは何か? 戦争に勝つことと解決することは違う
領土を守るとはどういうことか? 無駄な戦争をしないために政治がある
対テロ戦争にどう関わるか?
安倍政権の「改憲」の罠 国民が支持する自衛隊は、どういう自衛隊か?
憲法と安全保障・何を守るのか? 非戦は不名誉か?
と、多くの項目について話をされました。
最後に、「専守防衛という戦略で、相手に恐怖を与えない戦争の誘因を作らない。
そして、他国の戦争に関与しないことが大切であり、平和憲法に書かれている『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し・・・専制と隷従、圧迫と偏狭を永遠に除去しようと努めている国際社会において名誉ある地位を』 自ら範となり、意見の違いを力で解決しない国・大国顔をしない国造りこそ日本の針路でなければならない。」と力強く訴えて講演を締めくくられました。
集会には130名の参加者があり、集会決議を全員で採択し終了しました。