フクシマを忘れない!さようなら原発3・12ヒロシマ集会 (2016/03/12)
3月12日(土)午後1時から、広島市中央公園(市内中区)で「フクシマを忘れない!さようなら原発3・12ヒロシマ集会」が開かれ、 中国地方5県からの参加もあり会場には1000人を超す「脱原発」の熱気が溢れました。

呼びかけ人を代表して被爆者の坪井直さんは「今はあまりにも人の命がないがしろにされすぎている。命が何よりも優先されなければならない!」とあいさつ。

呼びかけ人代表の坪井直さん
続いて、メインスピーカーの脱原発弁護団全国連絡会共同代表の海渡雄一弁護士から「東電は津波対策を社内でも検討されていたのに当時の社長らが『必要がない』と対策を取らなかったことが明らかになっている」など東京電力会社の無責任さが報告されました。

メインスピーカーの海渡雄一弁護士
また、福島からの訴えで「NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね」の飯塚有理子さんは、「事故当時情報がほとんどはいらず、ヨウ素剤も配られなかったためママ友たちが『ヨードチンキ』を薄めて飲ませた。今は「たらちね」で放射線汚染測定機を使い食品や土壌の汚染状況を調査し市民に調査結果を提供している。測定機がとても高額なので是非カンパをお願いしたい」と訴えられました。

福島から訴える飯塚有理子さん
島根原発と伊方原発現地からの報告と上関原発予定地からは原発建設白紙撤回の闘いの報告もあり、全ての原発の再稼働や新設を許さないことを再確認しあいました。

島根からの報告 伊方からの報告 上関からの報告
【参考】
STOP!上関原発のホームページです。
そして、集会参加者全員で「ストップ!!再稼働」のボードを高く掲げアピール行動が行われました。

「ストップ!!再稼働」のボードを高く掲げアピール行動
集会終了後、中央公園から中国電力本社まで「原発いらない!フクシマをわすれるな!」「フクシマをくりかえすな!」「子どもを守ろう!」「再稼働するな!」「いのちが大事!」「島根原発再稼働反対!」「上関原発建設反対!」「伊方原発再稼働反対!」など訴えながらデモ行進しました。

中国電力本社までシュプレヒコールしながらデモ行進
中国電力本社前では「上関原発建設反対!」「島根原発再稼働を許さない!」と抗議行動が行われました。

中国電力本社前で抗議行動する参加者