上関原発を建てさせない山口県民大集会 (2016/03/26)
フクシマを忘れない!原発の建設は許さない!
2016年3月26日(土) 「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が、維新百年記念公園・野外音楽堂で開かれ、県内外から2000名が参加しました。
メイントークでは「福島県飯館村の今」と題して、長谷川健一さんから現地での悲痛な体験報告がされました。
その要旨を以下に掲載します。
・東京電力福島第一原発事故後、酪農家の長谷川さんは涙ながらに飼っていた牛50頭の処分をせざるを得なかった。
・除染の仕方がわからずペーパータオルを持って屋根の上にあがり、瓦一枚一枚をふいたり、ビニールハウスをふいたり、道路の則面を箒で掃いたりしたが、こんなやり方で汚染物質が取れるかどうか不安を持ちつつ作業をした。
・農地や畑を見るとプレコンが山になって150万個、五段重ねで置かれている状況がある。国は自己責任・自己判断で戻って下さいと言っているが、とても同意できるものではない。
・国策で進めてきた原発なのにどうして責任が取れないのか、被曝手帳の交付をして欲しい。そして一日も早く安心して戻れるように国に働きかけている。
そして、「国は責任を取れないのに再稼働を進め、東京オリンピックにとって原発事故が邪魔なので早く終わらせたがっている。放射能災害は家族も地区もバラバラにし、とても恐ろしいものだ。一体これからどうなるのか、村民の半数にあたる3019人で意思表示が大事だと申し立てをしている。その意味でも『上関原発』は絶対つくらせてはいけない、皆の力で皆の大きな声をあげることが大事だ。私たちのような思いをして欲しくない」と力強く訴えられました。
集会後には「福島を忘れない! 原発の新設は許さない!」とデモ行進が取り組まれました。

上関原発を建てさせない山口県民大集会

長谷川健一さんから現地での悲痛な体験報告

「上関原発 NON!」を全員で意思表示!

デモ行進の先頭!

みんなでシュプレヒコールをしながらデモ行進